中卒での転職は厳しい?おすすめの業界や成功のポイントを解説

就活の基本

高校へと進学する人が多い中、中学卒業と同時に働き始めた人も少なくないでしょう。
中卒者の方には、これから転職したいと考えている人も多いのではないでしょうか?
ただ、転職をする際に気になるのが”中卒”という学歴。

この記事では、中卒の転職事情や転職をする際のポイント、中卒者におすすめの転職先などを紹介します。
ぜひご自身の転職の参考にしてみてください。

中卒で正社員への転職は無理?高卒よりも難しい?

以下は、厚生労働省が発表した平成30年度「高校・中学新卒者のハローワーク求人に係る求人・求職・就職内定状況」をまとめたものです。

高卒者の就職状況は以下の通り。

  • 職内定率:99.4%
  • 求人数:約477,000人
  • 求職者数:約171,000人
  • 求人倍率:2.78倍

ほぼ100%に近い就職内定率ですが、これは、調査開始以来最高の数値となっています。

一方の中卒者の就職状況は以下の通りです。

  • 就職内定率:81.2%
  • 就職内定者数:480人
  • 求人数:1,952人
  • 求職者数:591人
  • 求人倍率:3.30倍

上記の数字から、中卒の方が高卒に比べて就職が難しい状況にあることがわかります。
こちらは平成31年3月末現在における新卒者の数値ですが、中卒者と高卒者の就職状況や環境などを把握することができます。

また、求人数は高卒が約477,000人であるのに対し、中卒が1,952人と圧倒的に求人数が少なく、求人倍率も高くなっています。

【出典】平成30年度「高校・中学新卒者のハローワーク求人に係る求人・求職・就職内定状況」取りまとめ – 厚生労働省

中卒で転職が難しい理由

そもそも、なぜ中卒だと転職が難しいのでしょうか。

以下の3つの理由に集約されます。

「能力値が低い」という先入観がある

中卒の転職が難しい理由の1つに、企業が中卒の求職者に対して、スキルや能力があまりないという思い込みを持ってしまっている点が挙げられます。

学歴至上主義から成果・実力主義に移行しつつあるといえども、未だに中卒者=あまり仕事ができない人というイメージが残っており、転職市場でも避けられる傾向にあります。

そもそも求人数が少ない

先ほど新卒者の求人数を紹介しましたが、転職の場合もやはり中卒者を対象とした求人数は少ないです。

各求人サイトや各企業の採用ページでは、応募条件の1つに学歴が設定されているケースは決して珍しくありません。

そのため、転職の全体状況が売り手市場(企業よりも転職希望者の方が有利)であっても、中卒者の場合は、買い手市場になってしまいます。

情報が少ない

高卒や大卒に比べると中卒者向けの転職の求人数が多くないことは先述の通りです。
求人数が少ないということは、求職者がアクセスできる情報がそもそも少ないということになります。

転職できる求人を見つけたとしても、自分の希望する職種や業界でなかったり、1つの求人に多くの人が応募したり、といった状況なのが現状です。
そうなると、転職活動で満足のいく結果を残すことは難しいでしょう。

また、大学のキャリアセンターのように、就職を支援してくれる機関が身近にないことも情報収集をしにくい理由の一つです。

中卒でも転職しやすい業界

高卒者や大卒者と比べると中卒者の転職は決して簡単ではありません。

しかし、転職する業界によっては中卒者でも十分に戦える可能性があります。

飲食業界

飲食業界は、居酒屋やファミリーレストラン、ファーストフードなど多岐にわたります。

飲食業界は学歴を不問にしているところも少なくありません。
特に調理の仕事は、下積み期間が長く、勤続年数がモノを言います。

若いうちから社会に出られる中卒者にとっては、高卒・大卒の求職者にキャリアで差をつけられる仕事の一つと言えます。

また、最近ではカフェ兼ワークスペース、ゲストハウスの1Fがコミュニティラウンジ兼カフェになっているなど、複合型のカフェもあります。
カフェで経験を積んで将来的に独立するという選択肢もとれます。

IT業界

IT業界は人手不足の会社が多く、学歴に関係なく人材を積極的に採用しているケースが多いです。

形のある成果物を出す仕事であり、仕事の評価は「成果」重視である傾向にあります。
そのため、スキルや能力を上げていけば、学歴関係なく出世をすることも可能です。

建設・設備業界

建設・設備業界は体力がある人におすすめの仕事です。

政府も力をいれている業界で、これから伸びる業界の一つです。
また、携帯基地局の設置、空き家のリノベーションを行う仕事は特に注目されています。

建設業界や設備業界は、学歴不問の場合が多く、比較的若い人が現場に出ており、年齢の近い人と一緒に働くことができます。

介護業界

高齢化が進んでいる今の日本において、介護の需要は年々高まっています。
人材不足の会社も多く、意欲とやる気さえあれば、学歴や資格の所持に関係なく採用してもらえる可能性があります。

実務経験を積みながら資格取得を目指すことで、キャリアアップを図ることも可能です。

中卒からの転職を成功させるポイント

ここまで読んで、「中卒者だと転職は難しいのかな」と思った方もいるかもしれません。

しかし、いくつかのポイントをおさえながら転職活動をすれば、希望通りの業界や職種に転職できる可能性があります。

最後に、中卒者が転職する際のポイントを解説します。

アルバイトから着実に信頼を積む

いきなり正社員としての採用を目指すのではなく、アルバイト入社し、その後正社員を目指すという方法です。

アルバイトであれば、正社員よりも雇ってもらいやすく、実際に働いている姿を見てもらえるため、働きぶりを評価してもらうことも可能です。

履歴書だけでは伝わらない部分や熱意ある姿勢をアピールすることで、正社員を目指すことができます。

ハローワークを活用する

就職や転職の際に欠かせないのが、職業紹介事業を行なっている機関で、国によって運営されているハローワークです。

ハローワークは、企業側が求人情報を無料で掲載できるため、たくさんの求人があります。
もちろん中卒者を採用対象としている求人も存在し、自分の希望にあった職場や業界を見つけることができます。

さらに、ハローワークでは職業訓練講座や制度が整備されているため、手に職をつけての就職が目指せる点も大きな特徴です。

【関連】高卒でハローワークはどう活用する?メリットやその他の就活方法も解説

リファラル(紹介)採用で入社する

リファラル採用とは、友人や知人の紹介によって入社する採用方法のことで、近年注目されています。

自分の知人・友人が「〇〇さんならうちの会社にマッチしそう」という形で紹介してくれるため、関係性がある状態からスタートでき、就職後のミスマッチも起こりにくいです。

さらに、自分の人柄や性格などが知人・友人を通して企業側に伝わるため、学歴以外の部分で評価してもらうことも可能です。

転職エージェントを使う

転職エージェントは利用者一人ひとりに適した求人を紹介してくれるサービスです。
専任の担当者がつくため、履歴書添削や模擬面接といった就職に関する各種相談を受けられます。

これらのサービスは基本的に無料で利用できるので、まずは登録することをおすすめします。

【関連】転職エージェントを賢く利用!元フリーターの方へインタビュー

まとめ

今回は、中卒者の転職について、その実態から転職するためのポイント、おすすめの業界などについて解説しました。

中卒者でも転職は十分に可能ですが、高卒者や大卒者に比べるとやはり大変な部分が多いのは事実です。
そういった場合は、本日紹介したポイントを押さえつつ、ハローワークや転職エージェントなどを活用し、プロのサポートを受けることをおすすめします。

なかでも「ゼロタレント」は、中卒者のような非大卒を対象とした就職サポートを行っているため、中卒者の転職にも活用可能です。
興味のある方はぜひ登録してみてはいかがでしょうか。

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