専門卒は就職に有利?一般企業に就職するコツを大公開!

就活の基本

専門学校の魅力は、仕事につながる技術や知識を身につけられることです。
高校までは国語や数学などの幅広いカリキュラムをバランス良く学ぶのに対し、専門学校では働くための専門性を高めます。
また、大学でも専門的な勉強を行いますが、大学は学術的な勉強である一方、専門学校は実践的な勉強をしているという違いがあります。

実践的な勉強をしているとはいえ、就職活動には不安がつきものです。
専門学校卒の人口は割合として多くはないためなおさらです。

ところで、専門学校に進んだからといって、必ずしも勉強している分野に就職しなくてはいけないというわけではありません。
一般企業への就職も視野に入れておきたい専門卒の方向けに、今回は就職活動を有利に進めるためのポイントを説明します。

目次

専門卒の就職先

専門卒の方が就職する場合、大きく分けて3種類の選択肢があります。

  • 資格が必要な職種
  • 専門知識が必要な職種
  • 専門知識や資格が必要でない職種

それぞれの選択肢の中でどのような職種があるのかを見て、自分の進みたい道をイメージしてみましょう。

資格が必要な職種

就職するにあたって必要な資格がある職種は以下の通りです。

  • 公認会計士
    企業会計の専門家です。
    公認会計士試験は難関試験ですが、資格があれば学歴にかかわらず有利に就職ができます。
    監査法人に就職する他に、一般企業で働いたり、個人で独立する人もいます。
  • 看護師
    医師の補助や患者のケアを行うのが看護師。
    女性の仕事というイメージがあるかもしれませんが、近年は男性看護師も増えてきています。
    大学卒の方が初任給は高かったり師長になりやすいなどの差はありますが、専門卒でも活躍できる職種です。
  • 美容師
    美容師免許を取得するためには美容学校に通う必要があります。
    同業者は皆専門学校卒ということなので、学歴で優劣がつかないのが美容師のポイントです。美容院は全国各地に多数あるため、好きなエリアで働くことができるでしょう。

専門知識が必要な職種

資格は要らないにしても専門知識は必要という職種は以下の通りです。

  • クリエイティブ
    デザインなどを手掛けるクリエイティブの職種は、デザインの基礎やツールの使い方を身につけておく必要があります。
    応募者も美術系の学校を卒業した人や、IT系の学校に通ってきた人が多いです。
  • 医療事務
    専門用語の多い医療業界で働くには、医療の基礎知識が必要となります。
    比較的短期間で専門学校を修了することができます。
    医療業界は人気なので、医療系の専門学校に進学する人は多いです。
  • エステティシャン
    エステへのニーズがますます多様化する中で、エステティシャンが提供するサービスも広がってきています。
    エステの技術だけでなく美容の知識や接客技術など、さまざまな分野の勉強が必要です。
    未経験者を採用する募集もありますが、美容系の専門学校を卒業している人の方が即戦力として優先して採用されます。

専門知識や資格を必要としない職種

一般的に専門知識がなくても入社できる以下のような職種は、未経験でも応募することができます。

  • 営業
    会社の商品やサービスを顧客に販売する営業職は、未経験でも成果次第で高収入を目指せる職種です。
    専門的な知識は会社に入ってから学ぶため、採用の段階ではコミュニケーション力などがチェックされます。
    幅広い業界で募集があり、自分の好きな業界に加わるチャンスがあります。
  • 事務職
    会社の事務的な業務を請け負います。
    会社によって業務内容に幅があるのが特徴です。
    働きながら経理などの専門的な知識を身につけていくことができるので、スキルアップもできます。
  • 販売員
    店頭で顧客の対応業務を行う職種です。
    初対面の人とすぐに打ち解けられるコミュニケーション力が活かせます。
    ほとんどの募集は未経験でも応募できます。

今回はこれらのような専門知識を必要としない業種において、一般企業に就職するために知っておくべきポイントを解説します。

専門卒が知っておくべき一般企業の採用基準

一般企業の採用選考では面接を経て内定となりますが、面接の時にはいくつかの重要なポイントチェックされています。
面接を受ける側は、具体的な採用基準やポイントを意識することで、企業が望む人材であることをアピールすることが可能です。面接に臨む前にしっかり押さえておきましょう。

人柄

基本的にはどの業界、どの会社でも、明るく素直で前向きな人柄が面接で評価されます。
なぜなら、そのような人と一緒に働きたいと多くの人が思うからです。また、外部のクライアントに対しても良い印象を与えることができます。

笑顔でハキハキと話し、背筋を伸ばして座るなどの振る舞いで印象を良くするように心がけましょう。
面接での質問に対しても、前向きに回答することで魅力的な人物であることをアピールすることができます。

熱意

同じくらいの能力を持った応募者が複数いる場合、より熱意を感じられる方の人が採用されます。
なぜなら、仕事が好きで熱意を持って取り組む人の方が成長スピードが速く、長期にわたって勤務してくれるからです。

面接で自分の熱意を伝えるためには、志望動機を明確にしましょう。
なぜこの会社で働きたいのかというはっきりした理由を示すことができると、本当に入社したいという意志が伝わります。
例えば「自分は○○の経験を通して△△と感じ、□□な仕事がしたいと考えました。それが実現できる御社で働きたいです。」という流れの文章にできると、志望動機が明確であるため熱意が伝わりやすくなるでしょう。

働く自分の姿を具体的に想像して、5年後10年後もこの会社で働くイメージを持っていることを面接官に伝えましょう。

将来性

未経験の状態で就職する場合、応募者が会社の戦力になる人材なのかどうか、面接の時点では分かりません。
そこで、将来的に成長して優秀な人材になるのかどうかを会社側は見極めようとしています。

将来性をアピールするためには、勉強やスポーツなど別の分野で努力し、成長してきた経験があることを示すと良いでしょう。
「全国大会優勝」などの派手な経歴を持っていなくても大丈夫です。
何かに真剣に取り組み、困難に打ち勝ってきたという小さな成功体験は誰にでもあるはず。面接の前に考えて準備しておきましょう。

専門卒が一般企業に就職するコツ

一般企業に応募する際の専門卒ならではコツはあるのでしょうか。
面接を有利に進めるためのポイントを2点ご紹介します。

面接で専門性をアピールする

専門卒ならではの強みは、やはり専門的な分野を学んできたということです。
一般企業に応募する場合でも、学んできた知識や技術が志望企業で活かせる場面がないかどうか考えてみましょう。

専門学校での分野と志望企業が全く違う分野だとしても、専門性は無駄になりません。
勉強してきた分野と全く違った業界に応募する場合、企業内では自分と同じ専門の勉強をしてきた人材は少ないことが予想されます。
それを逆に自分の強みとしてアピールして、自分ならではの視点や技術が会社にとって有益であることを強調しましょう。

就職エージェントを利用する

就職活動を効率的に行うためには、他の人からの客観的なアドバイスが欠かせません。
おすすめは就職エージェントを利用することです。
無料でサービスを受けることができ、自分にぴったりの仕事探しを手伝ってもらうことができます。
自己分析や履歴書の書き方、面接の練習まで就活のプロに助けてもらうことで非常に心強いため、就活をスムーズに進めることが可能となります。

エージェントにも様々なタイプがありますが、専門卒の人におすすめしたいエージェントは、非大卒向けのサービスやノウハウが充実しているゼロタレントです。
専門卒をはじめ非大卒の人の就活サポート実績が多いため、専門卒ならではの悩みが相談できたり、自分の強みが生かせる企業選びができるなど、安心のサポートが受けられるからです。
企業の選考の際に、エージェントからの推薦があることで内定が得やすくなる場合もあります。

まとめ

以上、専門学校を卒業して一般企業への就職を考えている人向けの選考のポイントをお伝えしました。

専門学校で学んだ経験を生かしつつ、自分が好きな仕事ができるように積極的に選考に応募してみましょう。

他の専門卒の人がどんな風に就活をしたのか体験談を読んでみることで、具体的なイメージが湧きやすくなります。以下の記事もぜひ参考にしてみてください。

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