専門卒の就活・転職は厳しいのか?一般企業へ就職した方へインタビュー!

インタビュー

専門学校を卒業後、在学中に勉強したこと以外の業種や業界への就職先が見つからず、モヤモヤしている方もいるのではないでしょうか。
「在学中に他にやりたいことが見つかった」「安定して働ける大手企業に就職したい」など理由は人によってさまざまです。

今回は、専門卒と大卒の就職活動における違いを紹介します。
記事の後半では専門学校を卒業後、一般企業に未経験で入社しトップセールスマンとして活躍している竹澤直人さんに、就活を成功させるコツについてお話を伺ったインタビューを掲載しています。

目次

専門卒と大卒の就職活動における違い

働き方が多様化する昨今、学歴だけではなく、求職者の意欲やカルチャーへの共感に重きを置いた採用活動を行う企業が増えています。
そのため、業界未経験の専門卒の方でも大手企業へ就職できるチャンスは多いといえるでしょう。

まずは、専門卒と大卒の就職活動における違いを説明します。

専門卒の方が就職率が高い

一方、文部科学省が実施した「平成30年度大学等卒業者の就職状況調査」を見ると、大学卒の就職率が97.6%であるのに対し、専門卒の就職率は99.6%であることがわかります。

(引用:平成30年度大学等卒業者の就職状況調査 – 文部科学省)

売り手市場が止まらない昨今、以前にも増してより優秀な人材を確保したいと考える企業が増えています。
未だに学歴重視の採用を行っている企業も多くあるものの、時代の流れに伴い、今後の成長や将来性が期待できる求職者を積極的に採用する「ポテンシャル採用」が浸透しています。

専門卒の方が専門知識や技能を期待されている

専門卒は大学卒に比べると、卒業後に在学中に学んだ知識や取得した資格を活かして働ける専門職に就く学生が多い傾向にあります。

東京都専修学校各種学校協会が実施した調査「平成30年度専修学校教育白書」によると、専門卒の75.5%が専門分野に関連した仕事に就職していることが判明しています。

(引用:平成30年度専修学校教育白書 – 東京都専修学校各種学校協会)

また、企業は専門学校新卒者の採用において、「専門分野のプロとしての仕事に対する興味・意欲を持っている」かどうかという点に注目していることもわかっています。

(引用:平成30年度専修学校教育白書 – 文部科学省)

さらに、専門卒の正社員と大学卒の正社員に対する評価を比較したところ、「専門知識・技能」「職業意識・意欲」「即戦力性」の3つの項目について、専門卒のほうが明らかに高いことがわかります。

(引用:平成30年度専修学校教育白書 – 文部科学省)

大学卒に比べて即戦力として働くことができる点は、専門性に長けている専門学生ならではの強みだといえるでしょう。

大卒の方が給与が高い

大卒と専門卒の違いは、就職率や卒業後の就職先の選択肢といった違いだけではありません。
就職する企業の規模や業種にもよりますが、大卒の方が、専門卒に比べて初任給が高い傾向にあります。

東京労働局が実施した「平成31年3月新規学校卒業者の求人初任給調査結果」によると、大学卒の求人初任給は208,000円であるのに対し、専門卒の場合の求人初任給は193,400円となっています。月々だと14,600円、年間で計算すると175,200円もの誤差があります。

(引用:平成31年3月新規学校卒業者の求人初任給調査結果 – 東京労働局)

専門学校を卒業したけどやりたい仕事がない場合

学校を卒業後、在学中に学んだ専門分野と全く別の業界に就職する方もいます。
中には、定職に就かずアルバイトを掛け持ちしながら生計を立てる方もいるはずです。
同じスタート地点に立っていたはずの同級生が、どんどん先へ進んでいくことに焦りを感じることがあるかもしれません。

しかし最近は、未経験者を積極的に正社員として採用している企業も多いです。
経験がなくとも興味がある業界や職種の求人に応募したり、転職エージェントに相談したりするのも、就職先を決めるひとつのきっかけになります。

20代の若者世代に特化している転職エージェントの中で特におすすめなのが、「ゼロタレント」です。


専門卒や第二新卒はもちろん、中卒や高卒など学歴に関係なく未経験でも正社員として働くことのできる不動産やIT、人材系ベンチャー企業など豊富な種類の求人を紹介しています。

経験豊富なアドバイザーが履歴書や職務経歴書の添削、事前面接対策などをサポートしてくれる点が安心できるポイントです。
スムーズにいけば、無料申し込みから最短7日での内定が決まることもあります。
ひとりで悩まず、気軽に相談してみてください。

インタビュー:竹澤様|専門卒でもトップ営業マンに

【インタビュー対象者】
竹澤 直人様(現在 25歳)

音響の専門学校を中退し、家電量販店にてインターネット回線の特別販売員として勤務。
将来への不安を感じて転職活動を行い、現在は中小企業向けのOA機器・SIMを取り扱い会社でトップ営業マンとして活躍しています。

▶︎就活時に利用していたサービス:ゼロタレント(転職エージェント)

ZERO MAGAZINE
ZERO MAGAZINE
本日はよろしくお願いします。

竹澤様が現在お勤めの会社で、どのような業務を担当しているのかお伺いしてもよろしいでしょうか?

インタビュー対象者
インタビュー対象者
よろしくお願いします。

現在は、中小企業向けのOA機器や格安SIMなどを販売する会社で、営業を担当しております。

前職では、家電量販店や携帯ショップでインターネット回線の特別販売員をしていたので、当時の経験が活かせている思いますね。

ZERO MAGAZINE
ZERO MAGAZINE
前職での経験があると、高い裁量権を持って働けそうですね。
インタビュー対象者
インタビュー対象者
はい。私自身のメイン業務は営業ですが、案件によっては商材の企画段階から携わらせていただくこともあるんです。

初めてのことばかりで戸惑うことや不安に押しつぶされそうになることもあります。

ですが、貴重な経験を積むことで自分自身の成長、キャリア・スキルアップにつながると信じてします。

将来への不満を感じて転職

ZERO MAGAZINE
ZERO MAGAZINE
そもそものお話になるのですが、竹澤様が現在の会社に転職しようと思われたのは、どんなきっかけからですか?
インタビュー対象者
インタビュー対象者
きっかけというよりも、会社に対する日々の不満が積み重なってという感じですね。

「それって本当に必要かな?」と思うような謎のルールが多く、自分やりたいことにチャレンジできる環境が少ないことに、フラストレーションを感じてしまったといいますか……。

徐々に今後の自分の将来に不安を感じ、転職しようと決めてからは10社をほど面接を受けました。

多くの方とお会いする中で、当時面接を担当してくださった人事の人柄に惹かれて今の会社に就職しました。

ZERO MAGAZINE
ZERO MAGAZINE
となると転職活動中、企業選びで一番重要視していたのは、やりがいやカルチャーフィットなどの部分でしょうか。何を軸に就活されていましたか?
インタビュー対象者
インタビュー対象者
前職での反省を踏まえ、とにかく『自分のやりたいこと』を軸に転職活動をしていましたね。

そのためには、自分のやりたいことが何なのかを徹底的に洗い出す必要があります。

そこで、専門卒も利用できる「ゼロタレント」を利用することにしたんです。

専任のキャリアアドバイザーの方に、自己分析を手伝っていただいたのは本当に助かりました。

良い部分も悪い部分も自分を受け入れてみる

ZERO MAGAZINE
ZERO MAGAZINE
自己分析が苦手、やり方がわからないという方は多いと聞くので、経験豊富なアドバイザーのサポートがあるのは心強いですね。

転職活動中は、何社くらい面接を受けられたのですか?

インタビュー対象者
インタビュー対象者
10社ほど受けたのですが、なかなか内定をもらえず落ち込む時期もありました。

そんな私から、現在転職活動中の方にアドバイスできることがあるとしたら、自分の良い部分も悪い部分も受け止めることです。

ただ闇雲に面接を受けるのではなく、面接に受からなかった理由をきちんと受け止めて分析し、次に活かすことで必ずうまくいきます。

そして、とにかく行動することです。

この世の中には、自分が想像している以上にさまざまな職種があり、人によって向き不向きがあります。

それを知るためには、まずはフラットな状態で興味がある職種や業界に応募して自分の適性を知るのもひとつの方法だと思いますね。

ZERO MAGAZINE
ZERO MAGAZINE
視野を広げることで自分のやりたいこと、経験を生かせる仕事が見つかるものですよね。

貴重なお話の数々、ありがとうございました!

まとめ

専門学校や大学在学中にやりたいことが見つからない、興味のある業界がわからないという理由から内定をもらえないまま卒業をしたからといって、そこで人生が終わりというわけではもちろんありません。

今回お話を伺った竹澤さんのように、専門分野以外の企業に転職した場合でも現場で活躍している方はたくさんいます。
自分の適性に合った就職先を探しながら、やりたいことを見つけていきましょう。

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