高卒は売り手市場!求人方法と採用スケジュールを徹底解説

就活の基本

「高卒では、正規雇用として就職は難しいのでは」と就職に不安を感じてはいませんか?
近年、高卒採用枠が増えています。これからの社会を担う年齢層の減少により、求人企業は高卒採用を見直す取り組みをしています。

今回は、就職活動を行うにあたり、求人方法や採用スケジュールを徹底解説いたします。

高卒者の現状

まず、近年の高卒者の採用状況の現状について見ていきましょう。

高卒者の割合・就職率

文部科学省の調査データによると、平成29年の全日制・定時制含む全国の高等学校の卒業者は1,075,316人でした。
そのうち就職希望は192,008人で、実際に就職ができたのは188,212人という結果になっています。
この割合を見ると、ほとんどの高卒者が定職に就くことができていることがわかります。
統計的には就職率は98%と、かなり高い割合でした。

高卒で就職を考えている人の中には、「大卒に比べ高卒では就職をすることが難しいのではないか」と考えている人も少なくないでしょう。
しかし、工業・商業・情報・福祉などの専門学科を卒業した就職率は約99%以上となっており、高卒だから就職しにくいというイメージを覆す結果となっています。

参考:文部科学省

高卒でも正社員になれる

上記でご説明した通り、高卒での就職率は非常に高く、正社員になることも難しくはありません。

近年では、少子高齢化社会のため高校側も入学者数を増やそうという取り組み等を行っています。高校を卒業してすぐに社会人としての戦力になるよう、育成やカリキュラムに力を入れている高校も多いです。
採用側の企業だけでなく、高校側も就職率を上げるための工夫を行っているため、高卒でも正社員になれる道は沢山あるのです。
つまり、企業側は高校生をポテンシャルで採用するという事です。では、ポテンシャル採用とは具体的にどういったものなのか、ご説明します。

ポテンシャル採用

ポテンシャル採用とは、企業側が求める最低基準を満たしていれば、スキルのない人でも十分に採用の可能性がある採用枠です。企業が、採用した人財のこれからの成長に先行投資をするというイメージですね。
ポテンシャル採用に応募する基準として「社会人としてのマナー」「コミュニケーション能力」「人柄」「応募企業とのマッチング」などが挙げられます。
希望職種に合うスキルがないからと諦めてしまう前に、自分の人柄を企業にアピールできるポテンシャル採用の存在を知っておきましょう。

高校生の就活ルール

高卒者の採用には大卒の採用採用とは異なるルールがあることをご存知でしょうか?
「就職活動を頑張ろう!」と思ったときに、しっかりとルールを確認しておくことで、就活をスムーズに進めることができます。
では、高校生の就活ルールをご紹介いたします。

採用スケジュール

高校生の就職活動では“健全な学校教育を最優先かつ適正な就職の機会を与えるため”に「厚生労働省文部科学省」と「全国高等学校協会」「一般社団法人日本経済団体連合会日本商工会議所全国中小企業団体中央会」の三者間でルール化されています。
そのため、毎年採用選考期日が、前述で紹介した三者間にて決められるのです。

2020年3月卒の新規高校卒業者の採用選考スケジュールとは?

新規の高校卒業者の採用選考スケジュールは次の通りです。

(参考:厚生労働省

就職希望者は6月からハローワークの求人などを見ておくことをおすすめします。

一人一社制

一人一社制とは、企業が自社への応募に対して単願を求める制度です。
学校側でも応募の推薦の制限して、応募解禁日からの一定の期間までの間に、一人の生徒が応募できる企業を一社に設定します。
そのため、生徒は応募した企業の内定を得られなかったとき、他の企業に応募することができるのです。
決められた一定期間を過ぎることで、複数の企業に応募することができます。
また、このルールは都道府県・教育委員会・労働局・経済団体等が話し合いの末毎年決めていることなので、地域によってもルールやスケジュールが異なります。
そして、原則として内定をもらった企業には必ず就職しなければなりません。
これらは、学業・健全な学校教育を優先したうえで適正な就職活動を行うために設けられたルールです。

履歴書・調査書

就職活動を行うにあたり、履歴書・調査書は非常に重要な書類です。
大卒採用では、書類選考を実地している企業が多い中で、高卒採用では書類選考だけでの選考は認められていません。
そのため、書類選考のみの選考を行った場合は、ハローワークから企業への指導が入る決まりになっています。
書類選考だけの審査がない高卒採用でも、履歴書・調査書の提出は必要とされています。
そして、必ず企業との面接・適応検査・一般常識テストなどが設けられています。
では、面接の内容とはどのよなものなのでしょうか?

面接

面接に関しては、企業側の判断基準の一つとして「高校生はまだ成長段階である」という認識の上、潜在能力や教育や指導によってどのくらい成長が期待できるかとことが求められます。つまり、面接でポテンシャルを計られるということです。
また、大卒採用は段階を踏んで選考を行うことが一般的ですが、高卒採用ではできるだけ一日で済ませることが求められています。
2日以上に渡り選考を行うケースもありますが、ほとんどの企業は選考・面接・一般常識テストを一日で行います。

高校生の就活情報探し

では、高校性の就活情報はどのようなものでしょうか?
また、どのような方法を使えば、希望の企業とマッチングできるのでしょうか?
「就職してみたら、求人の内容とは違っていた」なんてことにならないように、求人票を見る際のポイントをご紹介します。

ハローワークとは

ハローワークとは、公共職業安定所という国の組織です。
就職紹介事業を行っており、人材を探している企業を紹介してくれます。
就職活動をどう行っていいかわからない高卒者や、学校への求人が自分の探しているものがなかった場合などはハローワークを利用することで、新規開拓を望むことができます。
また、ハローワークでは地元企業の求人を多く扱っていることが多いため「地元で働きたい」という希望がある人には、とてもおすすめです。
ハローワークでは、求人票がありその中から希望職種や希望条件に合ったものを探すことができます。
求人票を見る際は、雇用形態をきちんと確認しましょう。

ハローワークでのチェックポイント
  • 就業時間
    就業時間は休憩時間を除き1日8時間・週40時間が原則(法定労働時間)とされています。
  • 給与の支払われ方。
    とくにボーナスの仕組みには注意してください。「決算賞与」だと、企業の業績にとってボーナスの有無がかわります。
  • 加入保険(健康・労災・厚生・雇用)。
  • 福利厚生など。
    住宅補助(社宅)はあるのか、通勤手当はあるのか、残業手当があるのかなど。

では、どのようにハローワークを活用することが有効的なのでしょうか?

高校生のハローワークの活用法

近年ハローワークでは「わかものハローワーク」といった、若者の就職活動に力を入れています。
「わかものハローワーク」は通称わかハロと呼ばれています。就職活動を行う上でのセミナーを実地しており、セミナーの中で面接対策・求人票の見方・性格検査など様々な取り組みを行っています。
そのため、なかなか自分で就職先を見つけることが難しいと感じている高卒者は、わかハロを利用することで自分の希望職種に近い職種を見つけ、就職活動を行うことができます。   

おわりに

高卒で就職する具体的なイメージは沸きましたか?
高卒採用は難しいと言われていましたが、売り手市場の近年はそうではありません。
積極的に高卒採用枠を設けている企業も増えてきています。
また、社会経験の少ない高卒者を守るために、高卒採用には様々なルールがありますね。
就職活動で失敗をしないためにも、学校求人やハローワークを利用したり、周りによく相談することをおすすめします。

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